ISESCO、アウンサンスーチー外相のノーベル平和賞剥奪を要請
9月 06, 2017 19:27 Asia/Tokyo
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アウンサンスーチー外相
イスラム教育科学文化機構が、ミャンマーのアウンサンスーチー外相のノーベル平和賞剥奪を求めました。
パキスタン・トゥデイによりますと、OICイスラム協力機構に属し、モロッコに本部を置くイスラム教育科学文化機関は、5日火曜、ノルウェーのノーベル委員会に対し、アウンサンスーチー外相のノーベル平和賞を直ちに剥奪するよう求めました。
イスラム教育科学文化機関は、声明を発表し、「アウンサンスーチー氏にノーベル平和賞の資格はない。なぜなら、彼女の指導のもとで、ミャンマーでのロヒンギャ族のイスラム教徒に対する攻撃や殺害が行われているからだ」としました。
また、「ミャンマーの嫌悪すべき行動は、ノーベル平和賞の本質に反している。国際社会は、ミャンマーの人権侵害を停止させるために、ただちに措置を講じるべきだ」とされています。
アウンサンスーチー国家顧問兼外相は、1991年にノーベル平和賞を受賞しました。

ミャンマー政府は、およそ100万人のロヒンギャ族のイスラム教徒を不法移民と見なし、彼らに市民権を与えていません。

先月25日以来、西部ラカイン州のイスラム教徒に対するミャンマー政府軍の新たな攻撃で、数百人が死亡しています。
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