スペイン・カタルーニャ州住民投票、分離賛成が９０％

スペイン・カタルーニャ州の政府が、１日日曜に行われた住民投票の参加者は、スペインからの分離に賛成したと表明しました。

フランス通信記者がスペイン・バルセロナから伝えたところによりますと、トゥルル・カタルーニャ州政府報道官は、住民投票の結果、およそ９０％がスペインからの分離に賛成したと語りました。

トゥルル報道官はまた、この住民投票に、２２６万人が投票し、そのうち２０２万票がスペインからの分離に対する賛成票だったとしました。

この住民投票で、スペインからの分離への賛成票が多かった場合、州議会が一方的に分離を宣言することが予想されています。

スペインの中央政府はこの住民投票を違法だと宣言しています。

スペインのラホイ首相も、１日、カタルーニャの住民投票が終了してすぐに、「カタルーニャの人々はだまされているようだ」としました。

一部の投票所では、治安部隊が投票者と衝突し、彼らが投票所に行くのを制限しました。

この衝突で、８４４人が負傷しています。

スペインの憲法では、分離は認められていません。

カタルーニャ州は長年にわたり、スペインから分離しようとしています。