11月 02, 2017 21:34 Asia/Tokyo
  • ファロン国防大臣
    ファロン国防大臣

過去に起こした女性記者に対するセクハラ問題により、風当たりが強まっていたイギリスのファロン国防大臣が辞任しました。

ファロン大臣は先月30日、15年前にイギリス労働党の年次会合において、ジャーナリストの女性と食事した際、女性のひざに手を置いたとするセクハラ疑惑の事実関係を認めています。

ファロン大臣のこの表明は、イギリス議会と関係のあるメッセージアプリのワッツアップグループのメンバーが先週、同議会における女性秘書へのセクハラ問題に関する報告を発表した後でのことです。

イギリス人女性の53%が職場で性的嫌がらせをされた経験があります。

こうした中、イギリスの情報筋は29日日曜、同国の国際貿易副大臣も、自らの顧問に性的に不適切な行動を取ったことが疑われているとしています。

イギリスの新聞タイムズも1日水曜、同国のグリーン内閣府担当大臣が女性記者にセクハラを行ったと’報じました。

イギリス人女性の53%が職場で性的嫌がらせをされた経験があります。

 

BBCの調査によりますと、イギリス人女性の53%が職場で性的嫌がらせをされた経験があるとされていますが、セクハラの被害者の63%は、失職への恐れからこの問題を公にしないということです。

イギリスのメイ首相は、同国下院のバーコー議長に宛てた書簡において、同国の実情に懸念を示しており、同国における女性を取り巻く現状は好ましくないとしています。

タグ