ロヒンギャ族のイスラム教徒が新たに集団でミャンマーから脱出
11月 18, 2017 20:44 Asia/Tokyo
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ロヒンギャ族の難民
ミャンマーの政府軍の暴力から逃れるため、新たにロヒンギャ族のイスラム教徒の集団が同国から脱出しました。
IRIB通信によりますと、ロヒンギャ族のイスラム教徒の新たな一団が、政府軍による暴力を受け、ミャンマーから隣国のバングラデシュに避難しています。
複数の報告から、現在数十万人のロヒンギャ族のイスラム教徒が生き延びるために、ミャンマーとバングラデシュの国境に押し寄せていることが分かっています。
国際人権団体ヒューマンライツ・ウォッチは新たに声明を発表し、ミャンマーの政府軍によるロヒンギャ族のイスラム教徒の大量殺害に関する多くの証拠が確認されていることを明らかにしました。

17日金曜、バングラデシュの国家人権委員会の委員長は、ミャンマーの政府軍がロヒンギャ族のイスラム教徒の婦女に性的暴行をふるい、それからこれらの人々を殺害している、と強調し、こうした犯罪行為の実行犯に対する迅速な処罰を求めました。
ミャンマー西部ラカイン州では、今年の8月25日から政府軍によるロヒンギャ族のイスラム教徒への大規模な弾圧が始まっています。
こうした弾圧により、これまでに6000人が死亡、8000人が負傷し、これまでに少なくとも80万人が難を逃れるためにバングラデシュに避難しています。
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