ミャンマーで、イスラム教徒の女性に対する性的暴行が多発
12月 13, 2017 22:38 Asia/Tokyo
国連事務総長特別代表のプラミラ・パッテン代表が、ロヒンギャ族のイスラム教徒に対するミャンマー軍の性的暴力に関して警告し、こうした暴力の即時停止に向けた安保理決議の採択を求めました。
ロイター通信によりますと、 紛争下の性的暴力問題を担当するパッテン特別代表は12日火曜、「ロヒンギャ族のイスラム教徒のある女性から、ミャンマー政府軍により45日間にわたって人質として拘束され、その間にレイプされていたという報告を受けている」と語っています。
パッテン特別代表によれば、ほかのロヒンギャ族の女性も、ミャンマー政府軍からレイプされる時に身体的な暴力を受け、片目の視力を失ったと話しているということです。
パッテン特別代表はまた、「目撃者の一部は、イスラム教徒の女性らが岩や樹木に体を縛り付けられ、複数の兵士が彼女たちをレイプしていると話している」としました。
パッテン特別代表が入手している情報によれば、子どもも集団でレイプされた後、火の中に投げ込まれているということです。
パッテン特別代表はまた、「国連代表団は、ロヒンギャ族のイスラム教徒62万6000人以上が避難してきているミャンマーと、バングラデシュのコックス地区を視察する必要がある」と語りました。