国連、アメリカ国連大使の反イラン発言を否定
(last modified Fri, 15 Dec 2017 10:05:38 GMT )
12月 15, 2017 19:05 Asia/Tokyo
  • 国連、アメリカ国連大使の反イラン発言を否定

国連のファルハン・ハク事務総長副報道官が、14日木曜夜、「イエメン軍がサウジアラビアに向けて発射したミサイルが、イラン製のものだとする証拠は存在しない」と強調しました。

ファルハン・ハク副報道官は、国連事務総長が、6ヶ月に一度、国連安保理決議2231の実施に関する報告を提出しているとし、「この報告では、イエメンからサウジアラビアに向けて発射されたミサイルについて分析されているが、そのミサイルがイラン製のものであることを示す証拠はない」と語りました。

アメリカのヘイリー国連大使は、14日夜、イラン製のものだと主張するミサイルの残骸を示し、イランに対する新たなプロパガンダを展開しました。

ヘイリー大使は、アメリカ政府がサウジアラビアのイエメン攻撃の中で武器の支援を行っていることには触れずに、イランは、イエメンのシーア派組織フーシ派のリヤドに対するミサイル攻撃で、この組織に武器を供与したと主張しました。

さらに、グテーレス事務総長の報告でも、イエメンにイラン製のミサイルや通常兵器が存在することが指摘されていると主張しました。