ミャンマーで、政府軍がロヒンギャ族のイスラム教徒の民家に放火
12月 18, 2017 22:21 Asia/Tokyo
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ミャンマーで、政府軍がロヒンギャ族のイスラム教徒の民家に放火
バングラデシュ領内でのミャンマー難民への支援をめぐり、この両国の間で合意が成立してからも、ミャンマー西部ラカイン州ではイスラム教徒の家屋が依然として治安部隊の攻撃を受けています。
IRIB国際放送ラジオ・ベンガル語によりますと、今年の10月から11月にかけて、ラカイン州にある40の村が、ミャンマーの治安部隊により放火され、今年の8月25日から現在までに放火された村落の数は350に達したということです。

ミャンマーのアウンサン・スーチー国家顧問兼外務大臣と、バングラデシュのマームード・アリ外務大臣との間で成立した合意により、現在、両国の国境地帯にある衛生状態の悪いキャンプで生活中のイスラム教徒難民は、ミャンマーに帰還することが取り決められました。
ラカイン州でのロヒンギャ族のイスラム教徒に対するミャンマーの政府軍と過激派仏教徒の大規模な犯罪行為は、今年の8月から始まり、これにより6000人以上が死亡したほか、8000人が負傷、他多数が難民化しています。
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