ミャンマーの貧困率は東南アジア最高
12月 28, 2017 20:43 Asia/Tokyo
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ミャンマーのイスラム教徒
アジアの報道各社によりますと、ミャンマーは経済発展を主な目的に据えている東南アジア諸国の中で、32.7%という最も高い貧困率を記録していることが明らかになりました。
イルナー通信によりますと、東南アジアで貧困率が高い国は、ミャンマーの32.7%を筆頭に、フィリピンが25.2%、ラオスが22%、タイが12.6%、インドネシアが11.3%となっています。
貧困率は、ある社会全体に対する、貧困ライン以下の生活者の割合を意味します。
これによると、2014年におけるカンボジアでの貧困率は17.7%、ベトナムは11.3%となっています。
貧困ラインとは一般的に社会の人々の平均収入の一定割合の水準であり、この水準よりも収入の低い人は貧困層と見なされます。
ミャンマーは、東南アジア諸国で最も貧困率が高いものの、農業に適した水資源や気候には恵まれています。
ミャンマー国民の、特に集落部での経済的な貧困により、人身売買が繁盛しています。
これまでに発表されている情報によれば、同国での人身売買の最大の犠牲者は女性である一方、子どもや男性はタイや中国、マレーシアなどといった国に闇で売却されるということです。
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