北朝鮮外務省、アメリカの関係者との会談を否定

北朝鮮外務省が、北朝鮮の政府関係者は、韓国で行われる冬季オリンピックの傍ら、アメリカの関係者とは会談する予定はないと発表しました。

北朝鮮の朝鮮中央通信が伝えたところによりますと、北朝鮮外務省は８日木曜、声明を発し、北朝鮮はアメリカの支配を受けるつもりはなく、冬季オリンピックのプログラムを政治的な目的のために利用することはないとしました。

北朝鮮のキム・ヨンナム最高人民会議常任委員会委員長は、ピョンチャン冬季オリンピックの開会式に出席するため、韓国を訪問します。

アメリカのペンス副大統領も、アジア歴訪の中で、８日、韓国のムンジェイン大統領と会談するため、東京からソウルに向かいました。

ペンス副大統領はまた、９日夜のピョンチャン五輪の開会式に出席する予定です。

ピョンチャン五輪は９日金曜から今月２５日まで、パラリンピックは来月９日から１８日まで開催されます。

国連のグテーレス事務総長は、８日、ラジオ番組で、アメリカと北朝鮮の新たな対話の開始は、朝鮮半島の緊張を取り除くために必要だとしました。

北朝鮮は常に、朝鮮半島における多くの軍事演習と駐留によりアメリカを批判し、アメリカはこの地域の緊張を高めているとして非難しています。