アジア市場で原油価格が限定的に上昇
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原油価格がの上昇
15日木曜のアジア市場の原油価格は、上昇を続けていますが、アメリカのシェールオイルの供給過多への懸念により、この上昇は限定的なものとなりました。
フランス通信がシンガポールから伝えたところによりますと、15日木曜のアジア市場の電子取引で、アメリカの4月渡しのWTIの価格は10セント上昇し、1バレル61ドル6セントで取引されました。
また、北海ブレントの5月渡しの価格も3セント上昇し、64ドル92セントに達しました。
アメリカの原油備蓄量の増加とガソリンの備蓄量の削減という、アメリカ・エネルギー情報局の発表により、石油価格は変動しています。
為替サービス企業OANDAのアナリスト、ステファン・イネス氏は、「アメリカの消費者のガソリン需要の拡大は、石油価格の上昇を促進する」と語りました。
また、「アメリカのシェールオイルの生産において、減少する兆候は見られない。OPEC石油輸出国機構は、現在OPEC加盟国と非加盟国の供給量は、アメリカのシェールオイル生産により、今年の原油の世界的な需要を上回ることを認めている」としました。
OPEC加盟国は、月例報告で、アメリカの今年の石油生産に関する見通しを上方修正しました。
OPECはまた、ロシアなどのほかの非加盟10カ国とともに、2016年末に、市場のバランスを取るため、生産枠の削減で合意しました。
しかし、アメリカの供給量増加により、この措置が無駄になることを市場は懸念しています。
アナリストによりますと、投資家はアメリカのトランプ大統領の追加関税の決定による貿易戦争の結果を懸念しています。
ニューヨーク市場の14日水曜の原油の終値は、25セント上昇し、60ドル96セントでした。
また、ロンドン市場でも、原油価格は25セント上昇し、64ドル89セントでした。