欧州対外活動庁副事務局長、「核合意の効果的な実施と、核問題関連の制裁解除の継続が強調」
3月 17, 2018 19:38 Asia/Tokyo
欧州対外活動庁のシュミット副事務局長が、16日金曜夜、オーストリア・ウィーンで行われた核合意合同委員会の終了後、「すべての参加国は、核合意の効果的な実施と、核問題関連の制裁の解除の継続を強調している」と語りました。
イルナー通信によりますと、シュミット副事務局長は、「安保理決議2231に従いイランの核問題に関する責務の監視を担うIAEA国際原子力機関は、これまで10回にわたる報告の中で、イランの核合意遵守を認めてきた」としました。
この声明によりますと、核合意合同委員会は、核の平和利用という核合意の第3項の実施について検討し、このことを支持する一部の核合意参加国の行動を歓迎しました。
今回の核合意合同委員会は、16日、イランと6カ国、EUの代表団が参加し、イラン側はアラーグチー外務次官が、EU側は欧州対外活動庁のシュミット副事務局長が代表を務めました。
アラーグチー外務次官も、16日、核合意合同委員会の終了後、「この会合で、核合意を誠実かつ完全に実施し、続けていく必要性に関して、アメリカに対抗する見解の一致が見られた」と語りました。
核合意は2016年1月から実施されていますが、アメリカ政府は核合意の一員でありながら、常にこの合意に違反しています。