ミャンマーのロヒンギャ族の居住区に、バングラデシュの仏教徒が配備
4月 03, 2018 17:33 Asia/Tokyo
ミャンマーの責任者が、同国のロヒンギャ族のイスラム教徒の居住区に、バングラデシュの仏教徒を居住させる許可を出しました。
東南アジアのメディアによりますと、ミャンマー西部ラカイン州の地元の責任者は最近、人種差別な措置を講じ、バングラデシュ在住の仏教徒の複数の家族を、昔からミャンマーのロヒンギャ族が暮らしている地域に居住させています。
これにより、バングラデシュの仏教徒は、ミャンマー政府と地元関係者の主導により、ロヒンギャ族のイスラム教徒の土地を占領した形になっています。
地域の一部の有識者は、「イスラム教徒のロヒンギャ族たちに代わり、バングラデシュの仏教徒をこの地域に定住させるためのミャンマー政府関係者の行動は、ミャンマー政府がロヒンギャ族たちをこの地に帰還させる意向がないことを示している」と表明しました。
現在、90万人以上のロヒンギャ族のイスラム教徒の難民は、バングラデシュの国境付近のコックスバザール地区にある難民キャンプに暮らしています。
ミャンマー西部ラカイン州では、昨年8月25日から、ロヒンギャ族のイスラム教徒に対するミャンマーの政府軍と、過激派仏教徒による大規模な犯罪が始まっており、これにより現在までに数千人が死亡、数十万人が難民となっています。