ミャンマーの軍事関係者が、イスラム教徒に対する犯罪を理由に10年の禁固刑
4月 11, 2018 20:39 Asia/Tokyo
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ミャンマーの軍事
ミャンマーの軍事関係者の一部が、同国のイスラム教徒に対する犯罪を理由に、禁固刑の判決を言い渡されました。
フランス通信によりますと、ミャンマーの政府軍は10日火曜、同国軍の関係者7人が、ロヒンギャ族のイスラム教徒殺害という罪名により、10年間刑務所に収監されることになったことを明らかにしています。
これ以前にも、ミャンマー政府は、身元が明らかになる場合にはロヒンギャ族の難民の帰国の簡易化をはかることを約束していました。
こうした中、ミャンマー政府は10年前から、ロヒンギャ族に対する身分証明書の発行を差し控えています。
ミャンマーとバングラデシュの両政府は、2017年11月から2ヶ月間にわたるロヒンギャ族難民の第1グループの帰国に合意していましたが、彼らのいずれもミャンマーに帰国しなかったばかりか、彼らの多くが政府軍の弾圧を理由に同国の西部ラカイン州から逃避しようとしています。
国連は、ミャンマー政府をラカイン州での民族浄化により非難しています。
昨年8月25日から、ラカイン州ではロヒンギャ族のイスラム教徒に対する政府軍と過激派仏教徒の大機規模な犯罪行為が始まっており、これにより数千人が死傷したほか、数十万人が難民となっています。
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