イギリスが、ロヒンギャ族のイスラム教徒の状況に懸念を表明
6月 12, 2018 20:00 Asia/Tokyo
イギリスのジョンソン外務大臣が、ミャンマーの与党党首との電話会談で、ロヒンギャ族のイスラム教徒に対する同国の政府軍に行動に懸念を示しました。
イルナー通信によりますと、ジョンソン外相はツイッター上で、「今回の電話会談で、ロヒンギャ族のイスラム教徒に対する自分の懸念を強調した」と表明しています。
また、ミャンマー軍がロヒンギャ族の難民の帰還への国連の監視と、彼らに対する暴力行為の事実調査委員会による調査を受け入れたとし、これに関する迅速な措置を講じるよう求めました。
ミャンマー西部ラカイン州では、昨年8月25日からロヒンギャ族のイスラム教徒に対するミャンマーの政府軍や、過激派仏教徒による大規模な犯罪が始まっており、この中でこれまでに数千人が死傷、数十万人が難民となっています。
国連は、ミャンマーでのこうした暴力行為を、ロヒンギャ族に対する大量虐殺だとしています。