アムネスティ、ミャンマー政府軍の司令官の処罰を要請
6月 27, 2018 18:23 Asia/Tokyo
国際人権団体アムネスティインターナショナルが、ミャンマーのロヒンギャ族のイスラム教徒を殺害したミャンマー政府軍の司令官の処罰を求めました。
フランス通信によりますと、アムネスティの上級顧問、マシューウェルズ氏は、26日火曜、国際刑事裁判所に対し、ミャンマー西部のラカイン州におけるイスラム教徒の殺害というミャンマー軍の犯罪を終わらせるため、軍の司令官を含む数十人を訴追するよう求めました。
ウェルズ氏は、「ミャンマーの政府軍と過激派仏教徒は、ロヒンギャ族のイスラム教徒の殺害、彼らの住宅への放火、女性に対する暴行、拷問、イスラム教徒の神聖に対する冒涜を行っている」と述べました。
また、目撃者によれば、これらの措置は、完全に秩序立った攻撃によって行われているということです。
これ以前にも、国連が、ミャンマー政府に対し、ラカイン州での民族浄化を非難しました。
昨年8月25日から始まった、ミャンマーの政府軍と過激派仏教徒によるイスラム教徒への犯罪により、数千人が死傷し、数十万人が住む家を失っています。