スイスがWTOに対してアメリカを訴える
7月 11, 2018 16:10 Asia/Tokyo
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スイスがWTOに対してアメリカを訴える
スイスも一部の国と歩調を合わせ、鉄鋼製品とアルミ製品に高い関税を追加したことで、アメリカをWTO世界貿易機関に訴えました。
ロイター通信によりますと、スイス経済省は10日火曜、スイス政府は9日月曜、WTOにおける係争の解決という形で、アメリカに対して対話を求めたと発表しました。
スイスの政府関係者は、アメリカのトランプ大統領が発表した3月の追加関税にスイスの製品も対象となっており、その規模は昨年において、8000万スイスフランだったと語っています。
スイス政府は、アメリカ政府が国の安全のためとした関税追加の権利は、WTOの規約では決して正当化できないものだと強調しました。
トランプ大統領による、3月8日の外国からの鉄鋼製品やアルミ製品に関税を追加した一方的な決定は、アメリカの同盟国の多くの不満を引き起こしており、一部は対抗措置を取り、WTOにアメリカに対する訴えを起こしています。
EU、カナダ、中国もこれ以前に、WTOにアメリカを訴えています。
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