イギリスのEU離脱がトヨタのイギリス工場の操業停止の原因に
9月 29, 2018 20:43 Asia/Tokyo
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トヨタの車
自動車メーカーのトヨタが、イギリスがEUとの合意なしにEUから離脱すれば、同国のバーナストンにある自社工場の操業を停止するとしました。
BBCによりますと、トヨタは昨年、15万台の自動車を生産し、その90%をイギリスから他のEU諸国に輸出しているということです。
トヨタは、EU諸国からの部品の供給により、生産を行っています。
イギリス政府報道官の一人は、イギリスとEUの間で、EU離脱に関する良い形での合意が締結されることに期待感を示しました。
トヨタは、イギリスの生産ライン停止がどれほどの期間に及ぶか予想できないと語っています。
一方で、この工場に関係する労働組合は、この工場での生産の停止が長期化した場合、この工場の従業員の雇用が喪失することを懸念しています。
トヨタは、この工場で2つのモデルを生産しており、2億5000万ポンドの投資により、今年中に、カローラの生産ラインを立ち上げようとしています。
また、現在、トヨタのイギリス工場は2500人の従業員を抱えており、カローラの生産ラインにより、従業員は400人増加する予定です。
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