アメリカ、国際司法裁判所へのイランの提訴に消極的な反応
10月 09, 2018 17:36 Asia/Tokyo
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アメリカのポンペオ国務長官
アメリカのポンペオ国務長官が、国際司法裁判所へのイランの提訴に関する審理を中止するよう求めました。
イルナー通信によりますと、ポンペオ長官は、イランがアメリカを国際司法裁判所に提訴したことに対し、イランはこの裁判所をプロパガンダ的に利用していると非難し、この問題の審理の中止を求めました。
アメリカの弁護士らは、8日月曜、国際司法裁判所で再び、イランがテロを支援しているというアメリカ政府の根拠のない非難を繰り返しました。
イランは国際司法裁判所で訴訟を起こし、およそ20億ドルの資産の返還を求めました。
これ以前にも、イランは、アメリカの制裁の復活、友好条約や国際法への違反による経済的な影響を理由に、アメリカを提訴していました。
国際司法裁判所は、今月3日、核関連のアメリカによる対イラン制裁を巡るイランの訴えについて数週間に渡って審議した後、最終的な判決までイランの要求の一部を認め、航空や食料、医療に関するアメリカのイランに対する制裁の停止を義務付ける判決を下しました。
アメリカは、この判決の後、「イランとの友好条約を破棄する」と発表しました。
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