アメリカが、国際司法裁判所で根拠のない主張を反復
10月 09, 2018 18:20 Asia/Tokyo
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国際司法裁判所
アメリカの弁護士が、国際司法裁判所において再び、イランがテロ支援国家であるとするアメリカ政府の根拠のない主張を繰り返しました。
イルナー通信によりますと、8日月曜、国家資産20億ドルの凍結に関するイランの提訴審として行われたこの審理において、アメリカ側の弁護士はアメリカによるイランとの友好関係条約違反を否定しました。
これらの弁護士らはまた、地域でイランが抵抗戦線を支援していると主張したほか、イラン中央銀行の在米資産の凍結は正当なものだとしました。
1955年のアメリカとイランの友好関係条約への違反と、アメリカの対イラン制裁の再発動に関する、イランの訴えに関する審理と暫定的な判断が下された後、8日月曜には、オランダのハーグにある国際司法裁判所で、公聴会が始まりました。
8日の審議は、アメリカ側の弁明と弁解に当てられています。
イランは、アメリカとイランの友好関係条約、両国間の経済関係や領事法に対するアメリカの違反に関して、国際司法裁判所に正式に提訴しました。
これに対し、国際司法裁判所は今月3日、イランの訴えを認め、アメリカに対し医薬品や医療機器、食料、航空機の分野での対イラン制裁を中止するようにとの判決を下しました。
アメリカは、この判決が出された後、イランとの友好関係条約を破棄すると表明しています。
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