ASEAN首脳会合、ロヒンギャ族のミャンマーへの帰還に向けた用意を表明
シンガポールで行われた、ASEAN東南アジア諸国連合の首脳会合で、参加国の首脳が、最終声明で、ロヒンギャ族のイスラム教徒難民のミャンマーへの帰還の必要性を強調しました。
イルナー通信によりますと、ASEAN10カ国の首脳は、この会合の最終声明で、ロヒンギャ族のイスラム教徒難民をミャンマー西部ラカイン州に安全に帰還させる、ミャンマー政府の取り決めの履行が求められました。
また、ロヒンギャ族難民がバングラデシュから帰還する上で、ミャンマー政府に対する支援に向けた用意を表明しました。
マレーシアのマハティール首相は、この首脳会合の傍ら、記者団のインタビューで、ミャンマーのアウンサン・スーチー国家顧問兼外相はロヒンギャ族に対する虐殺と弾圧に関与しているとしました。
昨年8月25日からこれまで、ミャンマー西部ラカイン州では、ミャンマー軍による弾圧と侵害行為が大規模な形で行われており、この中で6000人以上が死亡、8000人が負傷しました。
また、100万人以上のロヒンギャ族が、バングラデシュへの避難を余儀なくされています。
今回のASEAN首脳会合の参加者は、朝鮮半島の核兵器廃絶や南シナ海の領土問題などの様々な地域問題についての検討を行いました。
この首脳会合は、ASEAN加盟国の10カ国の首脳が参加し、12日月曜から開幕しました。
マレーシア、インドネシア、シンガポール、フィリピン、ブルネイ、ミャンマー、カンボジア、ラオス、ベトナム、タイがASEANの加盟国です。
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