視点;アメリカと中国の経済摩擦の継続
IRIBミールターヘル国際問題解説員;中国の大手企業ファーウェイ幹部が逮捕されたことは、政治・経済面での世界的な支配強化にアメリカが躍起になっていることを示しています。
カナダの政府関係者は6日木曜、中国通信機器大手、ファーウェイ社(Huawei)の副会長で最高財務責任者(CFO)の孟晩舟氏が逮捕されたことを明らかにしました。
アメリカの要請により、ファーウェイ社のCFOが第3国で逮捕されたことは、アメリカが国境を越えて自国の国内法を適用している事の一例だといえます。
AP通信によりますと、ファーウェイの幹部の逮捕は、アメリカのトランプ大統領と中国の習近平国家主席が、先のG20サミットで合意した貿易戦争の一時休戦にマイナスの見方を拡大させるものです。
アメリカのボルトン大統領補佐官(安全保障問題担当)は、「事前にファーウェイのトップの逮捕を知らされていた」と語りました。
また、アメリカ国家経済会議のラリー・クドロー委員長も、対イラン制裁への違反を理由にファーウェイのCFOを逮捕したことを擁護しました。
トランプ大統領は、就任当初から世界第2の経済大国とされる中国に対し、挑発を繰り返しています。
現在、政治、経済通商、軍事、安全保障、戦略など様々な側面において、アメリカと中国の対立が表面化しています。
中国を主要なライバルとみなすアメリカは、中国の政策や行動への対処を強く訴えています。
中国は、ファーウェイ幹部の逮捕に抗議したものの、「アメリカのトランプ政権との通商対立の解決に向けたプロセスに水を差すことは望まない」というメッセージを発しました。
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