米大統領、「サウジ皇太子に寄り添い続ける」
アメリカのトランプ大統領が11日火曜、「サウジ人ジャーナリストのカショギ氏殺害事件をめぐり、同国のムハンマド皇太子が強い非難を浴びている。しかし、私はこれまでどおり皇太子を支持する」と語りました。
サウジアラビアがイエメン攻撃やカショギ氏殺害をめぐり、世界で強い非難にさらされる中、トランプ米大統領をはじめ同国の政府関係者は特にこの数日、サウジアラビアを擁護する姿勢を見せています。
トランプ大統領は先月20日、声明を発表し、「ムハンマド皇太子が、カショギ氏殺害計画を事前に知らされていたとしても、アメリカはサウジアラビアのパートナーであり続ける」と述べていました。
また、アメリカとサウジアラビアの武器貿易を高く評価し、「アメリカは、サウジアラビアに対する武器売却を続行する」と発言していました。
アメリカの新聞ワシントンポストは、「アメリカとサウジアラビアの両政府は、ムハンマド皇太子の関与が否定されるように、カショギ氏殺害事件を解釈しようとしている」と報じました。
サウジアラビアの反体制派ジャーナリスト、ジャマル・カショギ氏は今年10月2日、トルコ・イスタンブールにあるサウジアラビア総領事館に入ったまま、行方不明となりました。
サウジアラビア政府は、事件発生から18日間沈黙を決め込み、事件への関与を否認し続けた後、ついに10月20日、国際社会の圧力に押された形で、総領事館内でカショギ氏が殺害された事実を認めました。
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