ベネズエラ問題へのアメリカの干渉をめぐり、ロシア外相が米国務長官に警告
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ロシアのラブロフ外相
ロシアのラブロフ外相が、アメリカのポンペオ国務長官と電話で会談し、米政府に対し、ベネズエラ問題について、特にアメリカの干渉がもたらす結果について警告しました。
IRIB通信によりますと、ロシアのラブロフ外相は、「ロシア政府は、特にベネズエラ問題について交渉する用意がある」とも語りました。
ラブロフ外相は12日火曜、モスクワでフィンランドのティモ・ソイニ外相と共同記者会見に臨み、ベネズエラの合法政府に対するアメリカの行動を批判し、「アメリカはベネズエラ問題に関して恥も外聞もわきまえず、反対派の指導者グアイド氏を支援している」と指摘しました。
アメリカはこの数週間、ベネズエラの野党指導者を支援し、ベネズエラ国内でクーデターを起こそうとしています。
グアイド氏は1月23日水曜、アメリカとその同盟国からの明らかな支援を背景に、ベネズエラ暫定大統領を名乗りました。しかし、ベネズエラ政府と国民はグワイド氏によるこの行為を、国民が選出したマドゥロ大統領に対するクーデターとみなしています。
イラン、ロシア、中国、キューバ、トルコ、南アフリカ、ウルグアイといった多くの国が、アメリカの行動を非難し、ベネズエラの主権と領土保全を尊重する必要性を強く訴えています。
アメリカとその同盟国はベネズエラへの制裁を強化し、ベネズエラ反政府派を支持して、反米行動をとるベネズエラ合法政府の打倒に力を入れています。
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