欧州議会が、対米通商協議の条件を提示
2月 20, 2019 18:59 Asia/Tokyo
欧州議会の議員らが、ヨーロッパの自動車製造産業に対するアメリカの脅迫の停止、および農産物や鉄鋼に対する追加関税の撤廃を求めました。
フランス通信によりますと、欧州議会の議員らは19日火曜、国際通商委員会で採択された決議の中で「アメリカ・EU間の通商協議に当たっての第1の交渉条件は、アメリカがアルミニウムや鉄鋼への追加関税を撤廃することだ」と発表しました。
また、アメリカ側から新たに追加関税案が提起された場合、協議を打ち切るよう求めました。
欧州議会議員らの発表によりますと、「協議の開催はヨーロッパの市民や企業の利益につながる。その理由は協議開催によってアメリカとの間にある現在の緊張が緩和されるからだ」と指摘しています。
トランプ米大統領が数ヶ月前から、ヨーロッパから輸入する自動車への追加関税を示唆しているのに対し、ヨーロッパ側はこれを非難し、農産物に対する全面的な関税の免除を求めています。
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