北朝鮮・キム委員長が米大統領との会談のためベトナム入り

2月 26, 2019 19:12 Asia/Tokyo

北朝鮮のキム・ジョンウン朝鮮労働党委員長が、アメリカのトランプ大統領との会談のため、ベトナムの現地時間で６日火曜午前、同国の首都ハノイ入りしました。

ベトナムの通信社によりますと、キム委員長は北朝鮮・ピョンヤンから４０００キロ離れた、中国・ベトナム国境に近いベトナム北部の町ドンダンに列車で到着し、ドンダンからさらに１７０キロ離れた、ハノイまで、車で移動することになっています

トランプ大統領とキム委員長は２７日水曜と２８日木曜の２日間にわたって、ハノイにて北朝鮮の核廃絶問題に関する２回目の会談を継続することになっています。

両者は、昨年６月に初めてシンガポールで会談し、朝鮮半島の非核化に関する簡略的かつ不透明の合意の締結に至りました。

それ以来現在まで、北朝鮮が国内の核施設の一箇所を破壊し、核・ミサイル実験を停止しているにもかかわらず、アメリカ側は単に韓国との合同軍事訓練を取りやめたにとどまっています。

シンガポールでの米朝首脳の合意文書によれば、北朝鮮は核兵器の完全な廃棄を、そしてアメリカは北朝鮮の安全保障を約束しています。しかし、この合意締結後まもなく、トランプ大統領は対北朝鮮制裁を１年延長しており、北朝鮮はこれに強く抗議しています。

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