フランスで、「黄色いベスト」運動が警察の暴力に遭遇(動画)
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フランスの警察による「黄色いベスト」運動への遭遇
フランス警察が、2日土曜で通算16回目となった反体制運動「黄色いベスト」運動の参加者を警棒や催涙ガスで退散させました。
ロシア・スプートニク通信によりますと、資本主義体制に抗議する「黄色いベスト」運動の参加者らは2日、16週連続でフランス各地で街頭に繰り出しましたが、警察の暴力的な弾圧に遭遇しています。
フランス警察は、抗議者を退散させるために警棒や催涙ガスを使用し、また多数の抗議者を逮捕しました。
欧州議会の人権高等弁務官事務所はこれに先立ち、フランス政府に対し人権の尊重を呼びかけるとともに、黄色いベスト運動の参加者らに対するプラスチック弾やそのほかの危険な兵器の使用をやめるよう勧告していました。
フランス各地では、昨年11月17日以来警察と抗議者の衝突が続いています。
黄色いベスト運動は当初、燃料税の引き上げを初めとする、フランス政府の経済政策への抗議行動として始まり、政府側の妥協にもかかわらず現在も続いています。
この運動の参加者らは、フランスのマクロン大統領の辞任を求めています。
フランス内務省の報告によりますと、これまでに黄色いベスト運動において1万2000発以上のプラスチック弾、そしておよそ5000発の発煙弾や催涙弾が、抗議者相手に使用されてるということです。
また、この抗議行動ではこれまでに少なくとも11人が死亡したほか、抗議者1900人が負傷しています。
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