イギリスで、市民が政府軍の核活動に抗議するデモを実施(動画)
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イギリスにおける市民が政府軍の核活動に抗議するデモ
英のウェストミンスター寺院で、同国海軍の核活動を記念する式典が開催されたことから、反戦活動家らが抗議の声を上げました。
IRIB通信によりますと、イギリスのキリスト教聖職者をはじめ反戦組織や平和活動家らが、同国政府軍の核活動に抗議し、ロンドンのウェストミンスター寺院前でデモを行いました。
3日金曜、ウェストミンスター寺院で、海上での核の阻止50年を記念する式典が実施され、この中でイギリス海軍や同軍の核活動者の表彰が実施されました。
抗議者らは、「キリスト教会が核武装軍の活動支持に出たことは、宗教や倫理の教えに反するものだ。イギリスはNPT核兵器不拡散条約に定められた条項に従い、これまでに核兵器を廃棄すべきだった」と非難しました。
また、「教会は神を賛美する場所であって、多数の人類を殺戮する核爆弾の崇拝場所ではない」と訴えています。
さらに、「核爆弾の製造、保管、使用に関与する人々は、ある種の戦争犯罪人だ。表彰されるなどとんでもないことで、叱責されるべきだ」としました。
これ以前にも、英国国教会の司祭ら200人が、ウェストミンスター寺院での核活動者表彰式典の開催を非難しており、「教会は核兵器の記念式典を行うのではなく、こうした兵器の廃絶に向けて努力すべきだ」としています。
核兵器に反対する各組織は、イギリスの新たなミサイル・潜水艦の購入用の2000億ポンドを、国立病院の状況改善や、日々多くの問題に直面している年金受給者の状況調査などに回すよう求めています。
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