中国、6カ国協議の再開を強調
4月 03, 2016 21:14 Asia/Tokyo
中国が8年ぶりに、朝鮮半島の核兵器廃絶を話し合う6カ国協議の再開にむけた幅広い努力を開始しました。
イルナー通信によりますと、朝鮮半島の緊張の高まりと、状況の緊迫化により、すべての関係国は話し合いの方向に進んでおり、その中で中国の努力は、ほかの国と比べて、際立っています。
この報告によりますと、中国の政府関係者は、安全の保証を与え、平和条約について話し合いを行うことで、朝鮮半島が、いつ何が起こってもおかしくない、現在の爆発寸前の状況から脱することができると考えているということです。
中国はまた、最初の実質的な行動の中で、日本政府関係者と6カ国協議の再開について話し合いを行うために、武大偉朝鮮半島特別代表を近々日本に派遣する予定だということです。
報道によれば、武特別代表は以前、6カ国協議の再開に関して、北朝鮮および韓国と会談を行いました。
中国外務省の洪ライ報道官は、武特別代表は4月上旬に日本を訪問する予定だと語りました。
同時に、中国の習近平国家主席は、アメリカ・ワシントンで2日間にわたり行われた、核安全保障サミットの傍ら、改めて協議の再開を強調しました。
一方、北朝鮮もこの協議に参加する用意があるとして、この目的を実現するために、恒久的な平和条約の締結を条件に、アメリカと協議を行う用意があるとしました。
北朝鮮は、朝鮮戦争の停戦による協定は、現在の緊張した状況に効果的でなく、いつでもそれが破られれば、地域で戦争が勃発する可能性があると強調しました。
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