パリで水の放射能汚染のデマに市民が恐怖
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フランス・パリ市内の子供を持つ親を初め、市民の間で同市の水がトリチウムに汚染されているとする噂により、恐怖感が高まっています。
(last modified 2025-10-27T05:05:03+00:00 )
7月 21, 2019 20:29 Asia/Tokyo
  • フランスで、パリ市内水の放射能汚染のデマに市民が恐怖感
    フランスで、パリ市内水の放射能汚染のデマに市民が恐怖感

フランス・パリ市内の子供を持つ親を初め、市民の間で同市の水がトリチウムに汚染されているとする噂により、恐怖感が高まっています。

フランスの新聞ル・パリジャンが21日日曜、報じたところによりますと、フランス政府当局が繰り返しこの噂を否定しているにもかかわらず、市民の恐怖感はSNS空間を見ても十分に見て取れるとしています。

パリジャン紙はまた、「パリ市内の水道は、核施設から放流される放射性物質トリチウムにより汚染されている。この水の使用者は直中毒を起こすことになる」と報じています。

この噂は、その真偽のほどはさておき、およそ1週間にわたりパリ市内の各家庭に多大な恐怖感を引き起こしました。

パリ市民にこうした懸念が浮上したのは、今月17日にフランスの「市民の放射能測定団体:ACRO(アクロ)」が、「放射能汚染水がフランス市民6400万人の生命を脅かしている」という声明を発表したことが発端となっています。

フランス国内には、現在58基の原子炉が存在し、フランス市民の間に新たな懸念の波を巻き起こしていると同時にヨーロッパへの熱波の到来とともに、市民の保健衛生に関する懸念に追い討ちをかけています。

 

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