フランスで、「黄色いベスト」運動の参加者1万人が逮捕
11月 10, 2019 16:15 Asia/Tokyo
フランスでこれまでに、「黄色いベスト」運動と称する反政府のデモの参加者ら1万人以上が警察に逮捕されています。
フランスの新聞ル・モンドは、同国の司法省の統計を論拠とし、「フランス警察は、昨年11月に同国で抗議運動が開始されて以来、黄色いベストを自称する抗議運動の支持者ら1万人以上を逮捕した」と報じました。
また、「フランスの裁判所は、この運動のメンバーらに対する3000件以上の司法令状を出し、これらの逮捕者を警察隊への襲撃や集団暴動に加わったとして訴追している」としています。
この報道によれば、黄色いベスト運動への参加者のうち、400人以上がこれまでに有罪として禁固刑を言い渡されていますが、逮捕者の多くは義務的な社会サービス提供の罪に問われています。
黄色いベストを自称するこのデモは、昨年11月から燃料税の引き上げに対する抗議行動として始まりましたが、その規模はしだいに拡大し、フランス政府の政策に対する全面的な運動へと変化しました。
抗議者らは、元銀行家だったフランスのマクロン大統領が富裕層に肩入れしているとして批判し、同大統領がフランスの大手銀行が利益を挙げることになる政策を追求している、と考えています。
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