フランスで、黄色いベスト運動の参加者10名が逮捕(動画)
11月 10, 2019 18:32 Asia/Tokyo
フランスで昨年11月の開始以来、通算52回目となった毎週土曜恒例の反体制デモ・黄色いベスト運動が、治安部隊の襲撃により暴動に発展しました。
ファールス通信によりますと、10日土曜で通算52回目となったこの抗議行動で、フランス警察は少なくとも10人の抗議者を逮捕し、また6人に怪我を負わせました。
このデモの参加者らは、フランスのマクロン大統領に反対するスローガンを唱えています。
フランスでは、昨年11月17日以来毎週土曜に、同国の政府の政策に反対する国民のデモが行われています。
このデモの中で、これまでに11人以上が死亡、ほか数千人の負傷者や逮捕者が出ています。
この抗議行動は、当初はマクロン大統領の経済政策、特に燃料税の引き上げへの反対運動として始まりましたが、急速に政治化しました。
この運動の参加者は、黄色いベストを自称し、マクロン大統領の政策が市民を圧迫しているとし、同大統領の辞任を要求しています。
世論調査会社オドクサが、フランスのラジオ局や同国の新聞ル・フィガロ向けに行った最近の世論調査によれば、フランス国民全体の75%がマクロン大統領の行動に不満を持っている、ということです。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://www.youtube.com/channel/UCXfX6KY7mZURIhUWKnKmrEQ
https://twitter.com/parstodayj