ボリビア前大統領 「クーデターのあるところアメリカあり」
12月 20, 2019 18:37 Asia/Tokyo
ボリビアのモラレス前大統領が、ボリビアでのクーデターの主要因はアメリカだったと指摘しました。
モラレス氏は19日木曜、米国のインターネットメディアであるザ・インターセプトのインタビューで、同国で発生したクーデターで主要な働きをしたのは米国だったとし、「米大使館があるところにはクーデターが存在する」と語りました。
そして、モラレス氏に反旗を翻したクーデターの背景には、アメリカが同氏に対しイラン、ベネズエラ、キューバとの関係断絶を迫っていた経緯があると指摘しました。
また、「すべての出来事は、米国が自らの息のかかっていない一部族出身の大統領がボリビアを先進的な独立国ならしめた事実を容認できなかったところにある」としました。
さらに、「米国は、我が国と中国やヨーロッパの多国籍企業との合意の中で、自国が取り残されることを警戒していた」と述べ、「だからこそ、米国と私の政府に反対する者たちは、嘘、プロパガンダ、欺瞞を駆使してボリビアのデモクラシーに対するクーデターを行ったのだ」と語りました。
ボリビアは、モラレス氏が再選を果たした今年10月20日の大統領選挙の後、混乱が続いています。
ボリビア軍によるクーデターに続いて米政府がボリビア反体制派支持を表明し、モラレス氏は国外亡命を余儀なくされました。
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