日中韓が、北朝鮮にミサイル実験の停止を要請
12月 25, 2019 17:34 Asia/Tokyo
中国・成都で開催されていた日中韓サミットの閉幕に際し、首脳らが北朝鮮に対し、ミサイル実験の停止を求めました。
フランス通信によりますと、中国の李克強首相は24日火曜夜に開催された同会合で、朝鮮半島の非核化および、極東アジアに恒久平和を確立する必要性を強調しました。
また、日本の安倍首相と韓国のムンジェイン大統領も北朝鮮に対し、対米協議の再開と朝鮮半島の核問題解決に努めるよう求めました。
こうした要請の一方で、北朝鮮は朝鮮半島に展開する米国の軍事駐留に反発し、今年末を期限として米国が協議を再開し、制裁を解除するよう迫っていました。そして、これに応じない場合は重大な結果を覚悟すべきだとして警告しています。
また、米国が今年末の期限内に行動を起こさないのであれば、米国にクリスマスプレゼントを贈呈すると表明していました。
この「プレゼント」は弾道ミサイル発射を指すのではないかと見られています。
米トランプ大統領と北朝鮮のキム・ジョンウン朝鮮労働党委員長はシンガポール、ベトナム、南北朝鮮の軍事境界線地帯で3回の首脳会談を重ねてきました。しかし、米側が北朝鮮が重要視する制裁解除に応じていないことから、米朝協議は暗礁に乗り上げています。
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