国連が、ミャンマーでのイスラム教徒の人権侵害を非難
12月 29, 2019 19:11 Asia/Tokyo
国連総会が、ミャンマーにおけるロヒンギャ族イスラム教徒の権利侵害を非難する決議を採択しました。
イルナー通信によりますと、この決議においてはミャンマー政府に対し、ロヒンギャ族を含む少数派の宗教の信者らへの迫害への対処に必要な方策を早急に講じることが求められています。
国連総会はまた、ミャンマーにおける少数派の人々への拷問や不当な身柄拘束、嫌悪拡大などを即時停止するよう強調しました。
この決議は、賛成134票、反対9票、棄権8票で採択されています。
ミャンマー西部ラカイン州では2017年8月25日以来、同国政府軍によるロヒンギャ族イスラム教徒への弾圧や迫害が新たに開始され、このために100万人以上のイスラム教徒らが隣国のバングラデシュへの避難を余儀なくされています。
ラカイン州では2012年以来、ミャンマー軍と過激派仏教徒によるロヒンギャ族イスラム教徒への攻撃が行われています。
国連は最近、ミャンマー軍が同国での民族浄化を目指していると発表しています。
ロヒンギャ族のイスラム教徒らは、ミャンマー政府から正式な市民とし認められていません。
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