国連事務総長、北朝鮮のクリスマスメッセージを懸念
1月 02, 2020 18:40 Asia/Tokyo
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トランプ大統領とキム委員長
国連のグテーレス事務総長が、北朝鮮最高指導者のキム・ジョンウン朝鮮労働党委員長が米トランプ大統領に宛てて発表したクリスマスメッセージについて懸念を示しました。
IRIB通信によりますと、グテーレス事務総長は1日水曜夜、キム委員長がアメリカに対し警告を発し、また、北朝鮮が核実験を再開する可能性があることについて懸念を表明し、「世界の核の安全を維持する柱のひとつは核兵器拡散の防止であり、これは死守されなくてはいけない」と語りました。
キム委員長は31日火曜、北朝鮮に対するアメリカの敵対的措置に関して警告を発しました。
同委員長は2020年の幕開けに行なった年頭演説の中で、「米国が北朝鮮に対する敵対的な政策を続行すれば、朝鮮半島の核兵器廃絶・非核化は決して実現しないだろう」と述べています。
キム委員長と米トランプ大統領は、これまで3回にわたり会談を行ってきました。両者は2018年6月12日にシンガポールで行われた一回目の会談後、共同宣言を発表し、その中で北朝鮮は完全な非核化に取り組むことを宣言し、アメリカは北朝鮮に安全の保証を与えることを約束しました。
北朝鮮は、アメリカ側がこの合意内容にある措置を取っていないと主張しています。
北朝鮮は、アメリカが過剰な要求をしながら合意内容の実行に不誠実であることを、交渉決裂の一番の理由に挙げています。
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