フィリピン国軍参謀総長が米比軍事協定の破棄を支持
2月 13, 2020 19:20 Asia/Tokyo
フィリピンのサントス国軍参謀総長が、同国のドゥテルテ大統領によるアメリカとの軍事協定破棄という決定を支持し、フィリピンが軍事力拡大に向けて進むことへの期待を表明しました。
ロイター通信によりますと、フェリモン・サントス(Felimon Santos Jr.)国軍参謀総長は12日水曜、1998年にフィリピンと米国の間で締結された「訪問米軍に関する地位協定」の破棄というドゥテルテ大統領の決定を支持し、「この措置によって、フィリピン政府による国家近代化計画が加速するだろう」と語りました。
「訪問米軍に関する地位協定」は、数千人の米軍兵士が参加する合同軍事演習がフィリピンで年間300回行われることを法的に可能にしていました。
アメリカのエスパー国防長官は、フィリピン政府のこの決定を強く批判し、「アメリカ政府とアジアの同盟国が中国に国際秩序に関する諸法を遵守するよう促す努力をしている時に、フィリピン政府がこのような措置を取ったのは間違いだ」と主張しました。
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