ドイツのイスラム教徒らが、さらなる対過激派安全対策を要請
2月 18, 2020 21:05 Asia/Tokyo
ドイツで、右翼テログループによるモスク襲撃計画が発覚し摘発されたことを受けて、同国のイスラム教徒たちが警察にさらなる支援を求めました。
イルナー通信によりますと、ドイツのイスラム教徒らは17日月曜、同国の警察に対し、反イスラム的な過激派グループらの行動を阻止するためにさらなる安全対策を取るよう求めました。
ドイツ警察は同日、ある右翼テログループが同国内の各地域にある10のモスクを襲撃する計画を立てていたことが明らかになり、これを摘発したと発表しました。
ドイツのメディアは警察の話として、全員ドイツ国籍であったこのグループのメンバー宅の捜索において、機関銃や手榴弾が発見されたことを伝えました。
ドイツのイスラム教徒たちはこれまでに何度も、同国内にあるモスクやイスラム関連施設を標的にした襲撃や反イスラム的ないやがらせへの強い懸念を表明し、これらの施設を守る安全対策の強化を求めてきました。
この数年、特にヨーロッパ諸国においてテロ組織ISISによるテロ攻撃が起きた後、西側諸国での「イスラム恐怖症」の伝播と反イスラム的ないやがらせは、同地のイスラム社会を苦境に立たせています。
西側の政府関係者や専門家が認めているように、最近のヨーロッパにおける治安の悪化は、西側諸国がシリアやイラクでテロ組織を支援していることが主な原因です。
西側諸国は現在、ISISに参加していた自国民の帰還という問題に直面しています。
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