WHO事務局長が新型ウイルス流行に警鐘
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新型コロナウイルス感染拡大
WHO世界保健機関のテドロス・アダノム事務局長が、中国以外の国々における新型コロナウイルス感染拡大に懸念を示しました。

香港の英字新聞サウスチャイナ・モーニング・ポストによりますと、アダノム事務局長は22日土曜、中国以外の国々で感染ルートが不明なまま新型コロナウイルスが流行していることに懸念を示し、それらの国々の例として日本、韓国、イランの名をあげました。
また、COVID-19 と名づけられた新型コロナウイルスについて、アフリカなどの世界の様々な国に対し、同ウイルスの封じ込め対策への協力を要請しました。
さらに、「保健衛生管理体制が弱い国や地域は当然、新型ウイルスへの対抗能力も弱い。そのため、アフリカ諸国は一丸となり互いに協力しなくてはいけない」と続けました。
専門家の一部は、このような状況において、中国の過去2ヶ月の経験を利用するよう呼びかけています。
中国では22日土曜、新たな感染者数が前日と比べて55パーセント減少しました。
専門家らは、中国の80の都市を封鎖あるいは出入り制限し、人々の接触機会を削減するという検疫対策が効果的に働き、結果を出していると語っています。
統計報告によりますと、日本ではクルーズ船の乗客・乗員を含めて750人以上の新型コロナウイルス感染が判明しており、そのうち3人が亡くなったことが伝えられています。
この報告によりますと、韓国では556人、イランでは28人の新型コロナウイルス感染が判明しており、さらにそのうち4名と6名が亡くなっています。
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