イラン核合意
核合意合同委員会が近く会合を開催
2月 23, 2020 21:06 Asia/Tokyo
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核合意合同委員会が近く会合を開催
ヨーロッパの報道各社が、アメリカ以外の核合意残留国とイランによる核合意合同委員会の会合が、この数日以内に開催されると報じました。
メフル通信が、ヨーロッパのメディアの報道として伝えたところによりますと、英独仏、中ロおよびイランで構成された核合意の合同委員会は今月26日に、オーストリア・ウィーンにて開催されるということです。
これに先立ち、EUのボレル外務安全保障政策上級代表は、次回の核合意合同委員会会合が今月中に開催されると表明していました。
ボレル上級代表はまた、核合意内の紛争解消システムの発動期間の延期に触れ、「現在の問題が複雑なものであることから、協議のためより長い期間を必要とする問題をめぐって合意に達している。このため、この紛争解消システムの発動時期を延期する」と語っています。
イランは昨年5月、アメリカの核合意離脱やヨーロッパ諸国の約束不履行に1年間耐えてきた後、核合意内に定められた責務の段階的な縮小に踏み切りました。
イランは、アメリカの政治に対しヨーロッパ側が効果的な措置を講じ、この合意によるイランの利益が確保されれば、核合意内の本来の責務の全履行に復帰する用意があるとしています。
イランは同時に、対立解消システムの発動というヨーロッパの行動に反応し、イランの核問題が国連安保理に付託された場合には、NPT核兵器不拡散条約からの脱退を提起する、と表明しました。
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