国連事務総長が、米国によるWHO拠出金の一時停止を批判
4月 15, 2020 21:12 Asia/Tokyo
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グテーレス事務総長
国連のグテーレス事務総長は、「現状において、WHO国際保健機関や新型コロナウイルスとの戦いに尽力するいかなる機関への資金援助も打ち切るべきではない」と語りました。
フランス通信によりますと、グテーレス事務総長は、WHOは新型コロナウイルスと戦う世界的な取り組みの最前線にいるとし、支援すべきだと述べました。
グテーレス事務総長は今月8日にも、WHOに対する米国の批判に反論し、WHOは数千人の職員とともに新型コロナウイルスとの戦いの最前線にいると強調していました。
トランプ大統領は14日火曜、米国がWHO拠出金を一時停止すると発言し、「非常に間違った管理及び新型コロナウイルスの蔓延の隠蔽へのWHOの関与について調査するように命じた」と語りました。
また、「WHOの主要な出資国である米国は、WHOが最も危険で最も費用のかかる決定の1つとなった、中国及び他の国からの入国制限に反対したことに対し、完全な説明責任を強調する」とも述べました。
特に新型コロナウイルス対策の初動について広く批判されてきたトランプ大統領は、これまでもWHOが中国の政策に沿って動いているなどと発言して、中国当局の激しい反発にあっています。
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