中国が、アメリカによる新型肺炎の中国実験所発生説に反論
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華報道官
中国外務省の華 春瑩(か しゅんえい)報道官が、新型コロナウイルスの発生源を中国・武漢市内の実験所だとするアメリカの主張を否定し、「アメリカは、自国の細菌実験所に関して沈黙している」と語りました。
イルナー通信によりますと、華報道官は6日水曜、北京で記者団に対し、「ポンペオ米国務長官は、この虚偽の発言を証明する証拠を何1つ有していない」とし、「アメリカは、旧ソ連圏内に複数の細菌研究所を設立しているが、その機能や安全、利用方法に関しては沈黙を決め込んでいる」と述べています。
また、「アメリカは、朝鮮戦争やベトナム戦争において生物兵器を使用した」としました。
さらに、「アメリカは自らの同盟国に対し、脅迫や武力により、中国との対決をけしかけようとしている」とし、「アメリカの政治家はすべての責任を中国に転嫁しようとしている」と語っています。
ポンペオ国務長官は最近のインタビューにおいて、新型コロナウイルス関連の情報を隠蔽しているとし中国を批判し、「このウイルスは武漢市内の研究所から外部に漏洩した」と主張していました。
トランプ米政権は、アメリカ国内での新型コロナウイルスに対処し切れていないとして非難される一方、これに関して非難される責任を中国に転嫁し、何度も同ウイルスを武漢ウイスルと称して中国の怒りを引き起こしています。
細菌をはじめとする生物兵器は、ほかのいずれの兵器よりも人類にとって危険だとされています。
生物兵器禁止条約は、この種の兵器の使用を禁じています。
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