止まぬ慰安婦団体への疑惑 前理事長擁立の与党内に困惑の声も
May 18, 2020 19:24 Asia/Tokyo
-
止まぬ慰安婦団体への疑惑 前理事長擁立の与党内に困惑の声も
旧日本軍の慰安婦被害者を支援する韓国市民団体「日本軍性奴隷制問題解決のための正義記憶連帯(正義連)」と4月の総選挙で与党「共に民主党」の比例政党「共に市民党」から当選した同団体の尹美香(ユン・ミヒャン)前理事長を巡り、不透明な会計処理などさまざまな疑惑が浮上しています。
韓国ヨンハプ通信によりますと、共に民主党は事実関係の確認を優先するとの立場ですが、党内部からは困惑の声も広がっています。
これまで党や支持層などは同団体を巡る疑惑について「親日勢力の最後のあがき」などと激しく反発し、尹氏の肩を持ってきましたが、メディアと野党からの暴露が相次ぎ、事態の推移を注視する様子が見られています。
とりわけ、尹氏が代表を務めていた「韓国挺身隊問題対策協議会」(現・正義連)が2013年、寄付金で被害者のための憩いの場としてソウル郊外の安城市にある建物を相場より高い価格で購入していた疑惑を巡り、この売買契約を仲介したのが今回の総選挙で共に民主党の公認候補として安城市から出馬し当選した李圭ミン(イ・ギュミン)氏だったことが分かり、疑問視する声が高まっています。
同党所属議員は尹氏について、「(慰安婦被害者の支援活動で)30年間苦労してきたことは認めるべきだが、会計疑惑を隠そうとは言えない」として、「(党が)この問題についてはきっちりと話すことが正しい。責任を持って対応しなければならない」と強調しました。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://urmedium.com/c/japaneseradio
https://twitter.com/parstodayj
タグ