米国の抗議デモ、拘束者の数が4100人に
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ホワイトハウス前で抗議の声を上げる人々
米国のメディア各社の報道によりますと、同国各地で発生した抗議デモによる拘束者の数は4100人に達しました。
AP通信によりますと、米国で拘束された抗議デモ参加者の数は4100人に増え、さらに5人が警察との衝突の中で死亡しました。
米国警察の非白人への暴力に対する抗議は、今も国内各地で続いており、治安部隊も抗議者を拘束するなどして対抗しています。
米紙ワシントンポストはこれ以前に、拘束者の数を2,500人と報じていました。
一部の情報筋は、ホワイトハウス前で治安部隊と抗議者との衝突が拡大しており、抗議者を解散させるために警察が催涙ガスを使用していると伝えています。
一方で、抗議運動の広がりにより、トランプ米大統領は一時的にホワイトハウスの地下壕に避難したことが報じられました。
ワシントンを含む全米各地で、軍が動員されているにもかかわらず、依然抗議デモは続いています。
ロサンゼルス、フィラデルフィア、アトランタ、デンバー、ワシントン、クリーブランド、シアトルなど、各都市での混乱と緊張の高まりは、これら各都市が軍の統制下に置かれることを余儀なくさせています。
先月25日、ミネソタ州ミネアポリスの白人警官が、黒人男性ジョージ・フロイドさんを無慈悲にも殺害しました。フロイドさんは「息ができない」と訴え続けていました。
その後、この一部始終を撮影した動画がネット上で公開され、全米で様々な抗議行動を引き起こすきっかけになりました。
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