OPECとロシアが、協調減産規模を8月から縮小の公算
7月 01, 2020 14:27 Asia/Tokyo
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OPECとロシアが、協調減産規模を8月から縮小か
OPEC石油輸出国機構とロシアが、8月から協調減産の規模を縮小する可能性があります。
ロイターが先月30日火曜、ロンドンから伝えたところによりますと、世界的な原油需要が回復し、原油価格も最安値から上向く中、OPECプラスが、8月から協調減産の規模を縮小する可能性があることが関係筋の話で明らかになりました。
OPEC加盟国とロシアなどの非加盟国で構成するOPECプラスは、新型コロナウイルス感染拡大による需要減に対応するため、世界的な需要の10%に相当する日量970万バレルの協調減産を5月から実施していました。当初はこの規模での減産は6月末までとされていましたが、7月末まで延長されました。
関係筋は、この規模での協調減産を8月に入っても延長することは協議されていないとし、減産規模は12月まで日量770万バレルに設定される公算が大きいと指摘しており、OPEC関係筋も「需要が一段と減少しない限り、現行の規模での延長が決定される公算は小さい」と述べています。
OPECプラスは7月中旬に合同閣僚監視委員会を開き、協調減産の水準について協議することになっています。
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