スペイン北東部、コロナ感染者急増でロックダウン再導入
(last modified Sun, 05 Jul 2020 10:24:23 GMT )
7月 05, 2020 19:24 Asia/Tokyo
  • スペイン北東部、コロナ感染者急増でロックダウン再導入
    スペイン北東部、コロナ感染者急増でロックダウン再導入

スペイン北東部カタルーニャ自治州で約20万人を対象にロックダウン(都市封鎖)が発令されました。

米CNNによりますと、スペイン北東部カタルーニャ自治州のトラ首相は4日土曜、感染者の急増が確認されたことを受け、同州リェイダ近郊のセグリア郡に住む約20万人を対象に、新型コロナウイルス感染拡大を抑えるためのロックダウン(都市封鎖)を発令したことを明らかにしました。同国の緊急事態宣言が先月21日に解除されてから、ロックダウンが導入されるのは初めてです。

州政府の報道担当者2人がCNNに語ったところによりますと、4日正午以降、セグリア郡への出入りは通勤や介護の目的を除いて禁止され、境界上の24カ所で警察が検問を実施します。

住民が必要不可欠な用件で郡内を移動することは認められますが、公の場での集まりは10人以下に制限されます。措置の期限は設けられていません。

スペインでは新型ウイルスの感染者が25万人に達し、死者は2万8000人を超えましたが、3カ月半におよぶ全国的なロックダウンを経て感染拡大が減速しました。緊急事態宣言の解除とともに、対策の決定権は各州政府に戻されました。

同郡ではこの2~3週間、農場の季節労働者や高齢者介護施設、路上生活者の宿泊所などで集団感染が起きていました。

 

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