ボリビアで数千人がデモ、暫定政府に抗議
数千人のボリビア市民が、暫定大統領に抗議して首都ラパスでデモを行いました。
フランス通信が15日水曜未明に伝えたところによりますと、ボリビアの立法、行政上の首都ラパスで、保健衛生、教育、さらには失業政策に抗議する数千人の市民がデモを行い、ビクトル・ヒューゴ・カルデナス(Víctor Hugo Cárdenas)教育相の退陣を求めました。
最大の貿易組合であるウベラ・ボリビアナ・セントラル( Uberra Boliviana Central)のリーダーであるフアン・カルロス・ハワラチ(Juan Carlos Hawarachi)氏は、このことについて、「人々は抗議の声を上げた」と語りました。
農村部では数千人の生徒が新型コロナウイルスの感染拡大を受けて学校が閉鎖されたために自宅で過ごしていますが、そこではインターネットへのアクセスはありません。
また、ラパス近郊のエルアルトの町からは、このデモに参加しようと、約4000人の抗議者が駆けつけました。
ラパスとエルアルトは新型コロナウイルスの感染拡大によりロックダウンされており、この抗議行動は新型コロナウイルスに対する厳しい制限があるにもかかわらず行われました。
ボリビアでは、昨年10月20日の大統領選挙の第1回目の投票でモラレス前大統領が勝利した後、大規模な抗議行動とストライキが開始されました。
ボリビアの経済は、最近の政治危機と情勢不安の結果、数十億ドルの損失を出しています。ボリビア国立工業産業会議所の発表によりますと、工業と貿易部門では少なくとも11億ドルの損失が出ています。
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