米当局者が、閉鎖命令の期限過ぎて中国総領事館の敷地に立ち入り
米国が在ヒューストン中国総領事館の閉鎖を命令した件で、米連邦当局者らは閉鎖の期限が過ぎた24日金曜午後、同総領事館の敷地に立ち入りました。
CNNによりますと、現場では見物人や報道陣が見守る中、スポーツ用多目的車(SUV)やトラック、バンなどが次々に総領事館の敷地に入っていきました。
米当局は24日、テキサス州の研究施設への捜査の一環で、在ヒューストン中国総領事館も捜査対象になっていると説明し、領事館の職員が研究者と直接やり取りして、どのような情報を集めるべきか指示していたとの見方を示しました。米当局者はこれに先立ち、在ヒューストン総領事館について、米各地の外交施設を利用した中国のスパイ活動の一端を担っているとの見方を示していました。
中国外務省によりますと、米国は21日、中国側に対して約72時間以内にヒューストン総領事館での全ての活動を停止するよう命令し、中国外務省はこの措置について、米中間の緊張が続く中で「さらなる激化を招く前例のない行為だ」と非難していました。
複数の米政府高官が24日、明らかにしたところでは、査証を不正に取得した疑いをかけられ、米サンフランシスコの中国総領事館に逃げ込んでいた中国人の生物学専攻研究者が、23日夜に米当局によって身柄を拘束されました。
米政府は中国に対し在ヒューストン総領事館の閉鎖を命令しており、当局者は今回、閉鎖期限が数時間後に迫る中で身柄拘束を発表しました。
中国は24日、対抗措置として四川省成都にある米総領事館の閉鎖を命じています。
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