感染者急増の米フロリダ州で、基礎疾患ない9歳女児が死亡
新型コロナウイルスの感染者が急増している米フロリダ州で、基礎疾患のない9歳の女児が感染により死亡したことが分かりました。
米CNNによりますと、フロリダ州保健省は、9歳のキモラ・リナムさんが同州北東部のパットナム郡で18日に亡くなったことを明らかにしました。同省は25日までにリナムさんの身元を確認し、新型ウイルスによる州内最年少の死者になったとしました。同郡での死者は4月1日以降で合計11人となりました。
リナムさんの家族によると、感染の場所や経路は不明であり、高熱の症状が出たため母親が病院へ連れて行き、受診して家に帰された直後に容体が急変したということです。
リナムさんの発症前の体調は良好で、学校やサマーキャンプにも行かず自宅で夏を過ごしていました。保健省の調査でも、感染者との接触は確認されていません。
母親も新型ウイルス感染の検査を受けましたが、25日の時点で結果は出ていません。
フロリダ州の未成年者ではこれまでに11~17歳の男女4人が死亡しています。検査で陽性と判定された未成年者は、24日時点で2万3170人、また陽性率は13.4%となっています。
同州で確認された感染者は米国内でカリフォルニア州に次ぐ計41万4511人であり、この2州の感染者数は、一時は「震源地」とされたニューヨーク州をすでに超えています。
州内では今月4日の独立記念日以来、入院患者数が79%も増加しました。25日までに、少なくとも50カ所の病院が集中治療室(ICU)の収容能力が限界に達したとされています。
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