国際人権団体、「米はソマリア空爆の損害賠償を払うべき」
8月 03, 2020 04:07 Asia/Tokyo
-
ソマリア
国際人権団体アムネスティ・インターナショナルがアメリカに対し、ソマリアでの米軍の空爆による犠牲者の遺族に対し、損害賠償を払うよう求めました。
ロシアのアラビア語チャンネル・ロシア・アルヨウムによりますと、アムネスティは声明を発表し、「ソマリアに対するアメリカの空爆で多数の民間人が死亡している。その遺族に対し損害賠償が支払われるべきだ」と表明しています。
また、ソマリアで民間人の生命を守るよう求めました。
アフリカ地域の米軍司令部AFRICOMは、2017年からおよそ189回にわたり空爆を行っており、そのうち42回は今年に入ってからのものです。
アムネスティの発表によれば、9回の攻撃で少なくとも21人の民間人が死亡、11人が負傷しています。
AFRICOMは、ソマリアでは昨年4月から現在までに3回の空爆で民間人5人が死亡、6人が負傷した事実を認めていますが、彼らに対する損害賠償金は支払われていません。
アメリカ国防総省もこれに先立ち、「2019年中に全世界で実施された一連の作戦において、民間人132人を死亡させた」と発表していますが、この数字はNGOが発表した統計よりはるかに少なくなっています。
ラジオ日本語のユーチューブなどのソーシャルメディアもご覧ください。
https://urmedium.com/c/japaneseradio
https://twitter.com/parstodayj
タグ