米サンダース上院議員、コロナ禍での米の資本主義体制を批判
8月 22, 2020 17:40 Asia/Tokyo
サンダース米上院議員が、アメリカの資本主義体制を批判し、「アメリカでは、4000万人もの国民が住む家を失う危機に瀕しているというのに、ニューヨークの金融街・ウォールストリートは利潤の点で記録を更新中だ」と語りました。
イルナー通信によりますと、今年の米大統領選挙へ民主党から立候補し、その後撤退を表明したバーモント州選出のサンダース議員は21日金曜、ツイッターにメッセージを寄せ、「アメリカでは、これまでに3000万人もの労働者が失職しているのをよそに、国内のわずか12人の億万長者の資産は今や1兆ドルに達している」と指摘しました。
サンダース議員はこれに先立ち、「アメリカの大富豪643人の資産がコロナ期に5840億ドルにも達する中、国内の一般家庭の総資産は6兆5000億ドルに減少している」と述べていました。
アメリカ経済は、コロナ禍で深刻な危機に遭遇しており、これまでに数千件の企業や工場が閉鎖に追い込まれています。
アメリカは現在、世界で新型コロナウイルスの感染者と死亡者数ともに世界最多となっています。
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